オンライン英会話 400時間受講して実感したこと。得られた2つの力。

2016年4月に、会社の福利厚生で、トライアルから始めたオンライン英会話。

2019年4月までの3年間で、400時間受講しました。

(それ以降は、出産・育児で受講する時間が取れず、ラジオ英会話の聴講だけ続けています。)

 

hatuka20.hatenablog.com

↑こちらの記事で、オンライン英会話を100時間受講したときの感想を書いています。

 

 

3年間で400時間というと、(1レッスン25分計算で)960レッスン。

 

内訳は以下の通り。

 

・ネイティブキャンプ 229時間35分

・DMM 3200分 約53時間

・KIMINI 19回 約7時間

・ラングリッチ(イングリッシュセントラル) 232回 約96時間

・hanaso 33回 約13時間

・レアジョブ 7回 約2時間

Weblio 1〜2ヶ月在籍していたが、受講記録消失

・他数社で10回程体験 

 

 

3年は1095日なので、計算上は、大体1日に1レッスン受けていたことになります。

しかし実際は、3年目は闇雲にレッスンを受けるのをやめていたので数日に一度くらいのペースで受講していました。

 

え、それって、計算合わないんじゃ…。思われた方。ネイティブキャンプでレッスンを受けまくってた時期があったので、こんなことになってます。

 

さて、400時間レッスンを受け続けて得たものとは、何だったのか?

 

私は、以下の2つの力が身についたと感じています。

 

 

①相手が自分の知らない単語を言ったときに、落ち着いて対処できる。

 

具体的には、

 

・聞き直せる。

・調べるための時間をもらう。

・別の言葉で言い換えてもらう。

・予想しながら確認する。

 

 

②自分が話したい単語が思い出せないとき、元々知らない場合、落ち着いて対処できる。

 

具体的には、

 

・思い出すための時間稼ぎをする。

・調べるための時間をもらう。

・別の簡単な言葉で説明する。

 

 

以上の技術が身についたと実感しています。

 

え、それだけ?と思いましたか?

 

私の場合は、ネイティブのようにどんな話題でもスラスラと淀みなく話す、というところまでは到達できませんでした。

 

しかし、私にとって【落ち着いて】対処して、【別の言葉で言い換える】力を得られたことは大きな収穫でした。

 

まず、【落ち着いて】話せたことのことの効果について。

 

こちらが完全な英語を話せない以上、相手に、(語学的上ではなく)コミュニケーション上の不自然さをできるだけ感じさせないようにするのは、自分も心地よく会話をするためにも必要な技術だと考えます。

 

例えば、

 

・well… 

・Let me see…

・Could you say that again?

・Please give me a moment.

 

などのフレーズを、挙動不審に使った場合と、落ち着いて使った場合では、相手の受ける印象と、自分の心の余裕具合が全然違います。

 

この「わからないことがあっても、なんとかなる!」という余裕は、やはり場数を踏まないと得られなかったです。

 

↑とにかく回数をこなして慣れたい!毎回うまく話せずにレッスンを無駄にしてしまった…と落ち込んでしまう方におすすめ。今回ダメでもすぐに次のレッスンを受けて挽回できます。

 

次に、【別の言葉で言い換える】ことの効果について。

 

オンライン英会話を続けて、100時間を超えた頃、自分の語彙力に限界を感じるようになってきました。

当時は、TOEIC700点くらい。義務教育で習う単語+αくらいの語彙力はあったと思います。

 

アルクキクタンで言えば、『【Basic】4000語レベル』ならほぼほぼわかる。『【Advanced】6000語レベル』になってくると、知らない単語が出始める。という感じです…(汗)

 

 

 

ところが、ちょっとしたことが言えない。例えば、「泡立て器」とか。

日常的に使うものだけど、学校では習うことのない単語を言いたいことが増えてきたんです。

 

そんな時、辞書で調べさえすれば一発でわかります。けれど、自宅のパソコンとWi-Fiの調子があまり宜しくなく、無駄に相手を待たせてしまうことがありました。

 

「泡立て器」自体は話の流れでさして重要なポイントじゃないし、しかも、調べている途中に何を話そうとしているか忘れるということが何度かありました。

 

単語の強化しなきゃ…でも面倒くさい…。いやでも最低限は…と、当時コツコツと読んでいたVOAのサイトで、単語リスト(英英単語)が公開されていたのでを眺めていました。

 

そんなときに、青木ゆかさんや、中山裕木子さんの本に出会いました。

 

 

 

他には、こんな本にも影響を受けました。

 

 

 

それまで、英会話ができるようになるイコール、伝えたいことを100%正確に日本語から英語にして話すこと、と、考えていたのですが、これらの本を読んでその考えを改めました。

 

もちろん、文法や単語の選択は、より正確であることにこしたことはないです。

 

しかし、第2言語として英語を学ぶ以上、日本語から英語に転換する際に、ある程度のニュアンスの欠落は必然であるということを認める。その上で、伝わりやすく話すようにする。と、方向性を変えました。

 

それからは、会話中に、単語がわからなかったときは、辞書をひく前に、別の言い方がないか、自分の持っている言葉で説明できないか、試すようになりました。

 

伝えようとする概念が、よっぽど複雑なことでなければ、説明を続けるうちに先生が「こういうこと?それって、〇〇じゃない?」と予想してくれるようになりました。

 

単語力はなかなか増えませんが、これを続けているうちに会話力が上がっていった実感がありました。

 

使っている単語や文法はつたないかもしれないのですが、前よりもすらすらと話が続くようになったのです。

 

思ったことを辞書的に説明することも、良い訓練になったのだと思います。

 

知らない単語が出てきたり、言いたい単語が思い浮かばなかった時、冷静に対処して、コミュニケーションを続けられる。

 

以上が、私がオンライン英会話を400時間続けて得られたと実感したことです。

 

しかしながら、オンライン英会話だけでは、いずれ、英語力は頭打ちになります。

 

やはり、文法、単語の強化は続けていくことも必要です。

 

暗記は大変な作業ですが…コツコツ頑張っていきましょ〜